写真額装・写真データ販売
Photo & Photo panel sales
想いを託して 蓮の連作01
朝早い蓮池に立つと、かすかにポンと音がし、蓮の花が咲くというお話があります。何年も、そしてその時期は何日も、蓮の花との対話を求めて通いました。蓮の花は4日~5日にかけて4回程度、日の出とともに開き、太陽が南中するころに閉じます。始めの頃の蕾は強い意思を表すかのように力強く見えます。回を重ねるほどに蕾は大きく開き花弁は悟りを開いたかのように柔軟な花弁となっていきます。
開いた花の中には虫たちが行き来をし、やがて蓮の種となる小さな種子が生まれてきます。その光景を見ていると、人の命の一部始終があるような気がしてきました。そんなある日の朝、確かに聴きました。間違いなくあのかすかにポンと言う音を聴いたのでした。確かめて周りを注視しても蕾から咲いた花はありません。あるのは花弁を大きく開いた蓮の花が揺れていました。そしてもう一度あの音がしました。
そうです私の目の前でした。大きな花弁が一枚、大きく開く蓮の葉に落ちました。花開く勢いのある時のものではなく、花の役目を終えて種子たちが育つその時の儀式の音だったのです。命のバトンの音だったのです。気持ちは何かの答えをもらったような清々しくもあり、抒情的でもあり・・・・これが言うところの物の哀れか、はたまた侘び寂びと言うものなのでしょう・・・・か。
目視した私は感ずるものが強く暫く身動きが出来ませんでした。
【ご注文フォーム】
想いを託して 蓮の連作01
写真を探す
Search
写真を探す
タグ一覧
アクア旧暦10月山紫水明渓谷雲多島美紅葉紀伊半島源流朝露菩薩源流域1/fの揺らぎ襲色目透過恋心侘び寂び重ねの色目神峰山稚魚観音来島海峡神々龍伝説稜線白ワイン生命天空舞妓如月祈願銀河蓮水の流れ出雲大社日本海側子三瓶山日本海曼荼羅出会う場所受胎告知ブナ灯台龍弘法大師柿本人麻呂海蝕赤ワイン尾道那智の滝空と星稲佐の浜五感蓮池産卵瀬戸内側法輪酸素水墨画神秘クリスタル分水嶺三次平田玉蘊Aqua宇宙掟アダージョ雲海大河林疫病ロータス源氏物語花因島大橋観音信仰愛情神在月物の哀れ人間関係神無月胎蔵界迷路の坂道田ノ原大地聖地弁天島霊気浄土寺仁王男三瓶山波坂道妻水八百万の神行場西国寺輪郭誘導現象日の丸弁当色彩和歌水脈命万葉集心音紅花百貫島バトンカベルネ・ソーヴィニヨン予感荘園今高野山頼山陽岩子島音色林芙美子シャトー・マルゴー雪唐紅アマビエ月明かり蝋燭岩執着作品とは孫三瓶山出会い命の始まり母のお腹港町両界曼荼羅バカラのグラスマンダラ胎児門受精卵寺の町しまなみ海道東京物語橋杭岩来島海峡迂回航路ボルドー夜明け前アートラベル白龍タストヴァン光彩陸離聖域瑠璃観音菩薩サイクリスト早朝日の出出雲風土記阿吽多々羅大橋瀬戸内海残光星と月村上海賊くしもと橋杭岩美郷カモメ出雲万葉人メッセージ満月掛け戸松島火成岩体藤奇岩銀山街道密教みふゆつぎ山麓金剛界ソムリエ三瓶山女三瓶山母配色美因島伝説雪の林