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母美知(もみち)
今から850年ほど前の事、この太田の庄は荘園となり、上質なお米は尾道の蔵へと運ばれ、船積みされて京の都へと運ばれ、時が経ち高野山へと運ばれます。そして建てられたお寺がここ今高野山。その境内を染める紅葉。万葉人は紅葉の事を母美知(もみち)と書き残します。紅葉とは、葉が紅色に染まることで、葉を揉もんで絹布を紅色に染めたものを「モミ」と呼び、染められたものを静音で「モミチ」と読み、そしてあてた文字が母美知。一説には紅葉の葉の形を手に例え、愛おしいあの人の手であったり、美しい母の手であったり、そこに掛けた言葉。なんと繊細な心情なのでしょうか。
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